たばこで歯の治療が抜ける?
歯のインプラントは日本でもごく一般的な治療になりつつある。あまり知られていないが、たばこを吸っていると、歯のインプラントが抜けやすくなるようだ。
ちょっと注意したい。
奥歯のインプラントは抜けやすくなる
最近では、この12月には、イスラエルにあるランバン・ヘルスケア・キャンパスのリラン・レビン氏が、歯科分野のジャーナル・オブ・エビデンスベースド・デンタル・プラクティス誌の2014年12月号で報告している。歯のインプラント治療において、奥歯の治療をするときに上あごの骨の不足を補うことがある。研究グループは、この奥歯の治療で入れたインプラントがたばこの影響を受けるかどうかを検証している。結果として、喫煙していると、インプラントの残存率を下げる可能性があるとまとめている。(
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2014年9月には、同じイスラエルの企業がたばことインプラントの関係を検証している。7680本のインプラントと対象として、抜けなかった7359本と、抜けてしまった321本を比較。喫煙の有無、喫煙の本数との関係を調べたところ、いずれについてもインプラントの喪失と関係していた。
危険度は1.9倍に
2014年4月、ブラジルの研究グループは同じような過去の報告をまとめた。インプラントとたばこの影響を検証したもので、過去のデータを分析した結果、たばこを吸っているとインプラントが抜ける危険度が約1.9倍になるという結果になった。統計学的に意味のある差となっていた。中には統計的な意味のある差の出ない研究もあったものの、抜けやすくなる傾向は共通していた。(
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歯の治療をしたあとにも喫煙を続けている人も多いかもしれないが、少し気にするといいのかもしれない。