イシハラ主催デンタルショー 歯内療法セミナー(2)

しんちゃん

2015年03月20日 11:39

【歯原性関連痛の特徴】
 ・片側性に発現することが多い
 ・強い刺激だけに発現する
 ・歯髄炎で激痛になると部位の特定が困難になる
 ・麻酔して確認する

【Projected Pain】
 ・先生は1年に1人くらいは診ると。
 ・帯状疱疹がたまたま歯に感染すると(歯原性疼痛)、三叉神経なら非歯原性疼痛
 ・歯髄に感染したら抜髄だが、先に神経症状が出て、明らかに口腔内に所見がない場合は
  後から皮膚症状が出てくる可能性もある。

【自律神経失調症】
 ・自律神経の線維はC線維
 ・交感神経と副交感神経のバランス崩れ
 ・日本心身医学会では「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、
  しかも臨床検査では器質的病変が認められず、かつ「歯科診療ユニット」顕著な精神障害のないもの」と暫定的に定義

⬆舌痛症との兼ね合い:ひりひり、ぴりぴりは確かに神経症状だが、食事している時には痛くない、口腔内が乾燥しやすい、血圧が高い、筋の緊張 など 自律神経失調症。
 
【隔壁】
 ・必ず4壁性。先生はG-Bond+でフロアブルとフォトコアを使用。

【Access Cavity Preparation】
 ・上顎4、5は注意。4は3根管が5%ある
 ・下顎4の25%は2根管。CTのCoronalで扁平になっててどちらかに偏位している
 ・歯冠頬舌側の中央を超さない。
 
【C-shape】
・1979年に発見された。
 Type1~type4。 日本では35% C-shape。 また側枝が多い。

作業長決定にはNi-TiのK-Fileを使用する。先端の切削片をみる。

ステップバックの場合はシングルポイント(レッジを形成しやすい)、クラウンダウンの場合、充填はC.W充填

【ファイル破折】 
 ・ねじり疲労、周期疲労(パきっと折れる)によって折れる。臨床ではほとんどが周期疲労。
 ・イギリスではファイルの使用は1回で捨てると法律で決められている。

【NiTiFile特性に影響する要因】
 1.切削加工、ねじれ加工
 2.熱処理
   熱処理することにより周期疲労が上がる。

 3.オーステナイト相:硬い。超弾性
  マルテンサイト相:軟らかい、形状記憶がある
  R相:弾性
  

 4.デザイン
 コア径、コアが小さい程柔軟性はある。
 テーパー径とコア径が大きくなればなるほど周期疲労を起こしやすくなる。
 「口腔洗浄器」ピッチと螺旋角:螺旋角が小さいほどピッチは長く区なり切削率は上昇
 ピッチが長い程柔軟性が高くなる。 

・材質の差:NiとSS
 SSfileは20回転で周期疲労破折、NiTiは460回転で破折
 Ni-TiはSSより柔軟性が高いがSSより弱い応力で切削される。→SSに慣れた先生がNi-Tiを使用すると破折する原因になること。

・EDTAの法がRC-prepより潤滑剤として熱の発生を押さえられる。
 NaClOをいれたまま形成すると腐食し折れやすくなるので×。
  
TFは室温ではオーステナイト相、CMは室温ではマルテンサイト相
TFは切削効率がすごく高い。ベッキングモーションで使用する。入れたままにすると破折と根を直線化してしまう。


【その後】
 ・頭蓋骨購入しちゃいました(‐^▽^‐) もう日本じゃ手に入らないと思って衝動買いです!
  くぼくら歯科の方に置きたいと思います!