2017年07月21日

ゼロベース矯正とは

矯正治療とは、単純に歯並びを美しくすることだと思っていませんか?
もちろん、すごく大まかにいえばそのとおりです。しかし本質を考えると、矯正器具をつけて歯並びがきれいになったら、それで終わりというわけではないのです。
歯列がちょっと乱れている程度なら簡単に治せます。でも、歯並びが悪くなってしまうには、それだけの理由があるのです。歯の大きさに対してあごの骨が小さいといった体質的な問題、噛み合わせで変な癖がついているといった習慣的な問題など、まずその原因を取り除かなければ、歯並びだけを治しても意味がないのです。
ゼロベース矯正とは

矯正の前にお口の中を正常な機能(人並み)の状態に
噛み合わせなど歯並びに影響する癖などを改善し、お口の中を正常な機能(人並み)の状態にし、そこで初めて矯正治療に入る、これがゼロベース矯正です。
また、ゼロベース矯正では予防歯科の見地から、生活習慣の指導も行っています。これは小児矯正でも成人矯正でも変わりありません。矯正と同時に、お口の中の健康を取り戻しましょう(歯科ハンドピース)。


バイオプログレッシブ法を採用
矯正治療では、主にバイオプログレッシブ法を採用しています。バイオプログレッシブ法では、最初にレントゲン撮影をして、矯正治療の方向を決定します。お口の中を、前歯・左の歯・右の歯の3つのブロックに分けて矯正していきます。
バイオプログレッシブ法は弱い力で歯を移動させていくため、生物学的にも歯に優しいとされています。しかし、日本の歯科医院でバイオプログレッシブ法を採用している医院は、それほど多くありません。それは何故なのでしょうか。


歯科医師によって差が出るバイオプログレッシブ法
現在の日本の矯正治療は、歯の表面にブラケットと呼ばれる器具を取り付け、そこに真っ直ぐなワイヤーを通して歯列を矯正していく方法が主流です。それに対してバイオプログレッシブ法は、患者さま一人ひとりの歯列に合った形に、ワイヤーを何度も曲げなければなりません。そのため、矯正治療を行う歯科医師によって、仕上がりにかなりの差が出てしまうのです。
患者さまの歯への負担を考えるとバイオプログレッシブ法がよいとわかっていても、なかなかその方法を学べる場所もありません。施術も面倒なので、つい自己流になってしまったり、施術自体をやめてしまったりすることもあります。そのため、患者さまがバイオプログレッシブ法での矯正を希望しても、まず受けられないのです(歯科機器)。



Posted by しんちゃん at 17:17│Comments(0)
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